9月入学・新学期に変更すべきか

コロナ関連
Alexas_FotosによるPixabayからの画像

新年度の開始を9月に変更するかどうか政府が検討しています。グローバルスタンダードに合わせる形となるので賛成する声も多いです。グローバルスタンダードに合わせること自体は私も大賛成です。ですがそんなに簡単には行かないと思うので、ここでは敢えてデメリットについて考えていきたいと思います。

教科書の見直しが必要

小学校理科では、季節に応じた自然の変化について学んでいます。たとえば、朝顔やひまわりの棚を植えて、成長の記録をつけて学んだり、ということが、理科の授業では行われていますが、これがいきなり秋から新年度と変わってしまうと、教育の現場では混乱が生じると考えます。

学費は半年分多く払わなければいけない?

コロナ禍の今も、子供が通ってもいない学校の学費を払い続けています。新年度を9月スタートに変えたからといって、4月から支払っている学費をそのままスライドしてくれる良心的な学校法人ばかりではないと思うのです。4月5月とオンラインで授業をやったのだから、などと理由をつけて、半年分の学費を上乗せしてくる学校もあるでしょう。

一方で、塾やお稽古事のお月謝については比較的柔軟に対応してくれているところが多い印象です。

緊急事態宣言解除後から9月までの期間はどうする?

仮に、5月末まで緊急事態宣言が続いたとして、6月7月の授業の扱いはどうなるのか、という疑問も残ります。

保育園無償化対応

これは今日のニュースで指摘されていた内容ですが、9月スタートとなると、半年分の保育園の負担費用が政府にのしかかってくる、というものでした。

結論

以上のことから9月スタートとする案は賛成ながらも実施は難しいと考えています。夏休みを返上してでも子供達のために授業をやって欲しいものです。

その他

Yahooニュースでも9月スタートを反対する考察がされていましたので、最後にご紹介します

9月入学・新学期は進めるべきではない ― 子どもたちと社会への影響を重く見るべき4つの理由(妹尾昌俊) - 個人 - Yahoo!ニュース
休校が長引くなか9月入学、新学期を提案する動きがある。高校生による署名活動も。だが問題も大きい。半年分ずらすということは、医療、介護、保育等、人手不足の業界は一層苦しくなる。別の選択肢を考えるべきだ。

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