2020年4月27日、新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領が公開され、濃厚接触者の定義が以下のように変更になりました。
濃厚接触の定義の変更内容
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染者と接触した日のはじまりを「発病した日」から「発病した日の2日前」に
濃厚接触と判断する目安を「2メートル以内の接触」から「1メートル以内かつ15分以上の接触」に
国立感染症研究所ホームページよりhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9582-2019-ncov-02-qa.html
マスクをつけない状態で、15分会話すると濃厚接触者となる、ということです。
我々への影響
私はこれを読んで、以前テレビのニュースでやっていた中国のオフィスの社員食堂を思い出しました。解禁後のオフィスの社員食堂では、ひとりずつ区切られて席につき、会話は一切許されず、黙々と昼食をとっていました。
おそらく、アフターコロナの世界ではおひとりさまランチがニューノーマルとなっていくのでしょう。
同僚とランチをとることは、仕事上必要なコミュニケーションの一環であると考えている私にとって、ランチに変わるコミュニケーションの場はないものか、思い巡らせます。
ずっと以前は、それはオフィスの中の喫煙所でした。しかし禁煙することが美徳とされ、いつしか喫煙所はオフィスの片隅もしくはオフィスの外へ追いやられてしました。昔は喫煙所のないオフィスビルなんて考えられないことでしたが、今はそれがスタンダードです。同じようにオフィスにおけるランチの風景にもニューノーマルがやってくると思います。
同僚とランチすることが難しくなるアフターコロナの世界では、グループチャットが新たな息抜き、社内のコミュニケーションの場となりえるでしょうか。いいえ、ランチしながらキーボードに触るなんて、もってのほかです。ではオンライン飲み会ならぬ、オンラインランチはいかがでしょうか。いえいえ、すぐ近くにいる同僚と昼休みの時間にWEB会議する馬鹿はないでしょう。
結局、オフィスにほど近い緑のあるところまで散歩に行き、帰りにコーヒーでも買わないかと、同僚を誘い出し、マスクをつけたまま歩きながら、他愛もないことを話す、というくらいしか、わたしには思いつきませんでした。
コロナは人と人を分断すると言われていますが、アフターコロナの世界でも、その影響は続き、多くのニューノーマルが確立されるのではないかと思っています。
コメント